置き換えなし、食前に食べるだけで痩せたみかんダイエットの効果検証
ご飯の前に食べるだけ 楽チンみかんダイエット
ダイエットで果物といえば、りんごやバナナを置き換えるダイエットがよく知られていますが、1食に食べる量が少なくて続かない!お腹がすいて逆に食べすぎている気がするということはありませんか?
今回紹介するみかんダイエットは、そんな心配は必要なし。
特にこれといったこともせず、ただご飯の前にみかんを食べるだけの楽チンダイエットなんです♪
食前にみかんを食べることにより食べすぎるのを防いだり、お通じが良くなる効果があるので健康的に痩せられるというわけです!
またみかんにはたくさんのビタミンも含まれているため美容にも効果があり、ダイエットをしつつ美肌も手に入れられて一石二鳥!
この記事では
- みかんダイエットの詳しい仕組み
- みかんダイエットの効果
- 実際の体験談レビュー
- みかんの成分や栄養効果
- アンケートからわかる効果的なみかんダイエット法
について解説しています。
みかんで健康的に痩せよう!
冬の代表的な果物、甘~いみかんでビタミンを食べながら普段通りの食事で痩せられたら。。
そんな夢のような話があるならぜひ試してみたいですよね。
そこで、実際にみかんを食べて痩せるのか、子育て中の主婦A様にみかんダイエットの体験レビューをいただきましたのでご紹介します。
子育て主婦のみかんダイエット体験記
24歳子持ち、常にダイエッターの専業主婦です。結婚してから4年で6キロ太ってしまい、主人につけられたあだ名がカバ・・・
これはやばいと思い、日々ダイエットに励んでいます!(汗)
置き換えダイエットや炭水化物抜きダイエットなどをしてしまうと体力が持たないし、無理なダイエットで肌がボロボロになるなんて絶対にイヤ!
健康的にきれいに痩せたいので今回のみかんダイエットにチャレンジしてみることにしました。
みかんを食べること以外はいつもと変わらないので即効性は見込めませんが、みかんを食べて体がどう変わっていくのか楽しみです♪
みかんダイエットに挑戦した結果
3日間続けてみた結果は下記のようになりました。
ダイエット開始日の体重は?
体重は52.6キロ、体脂肪率は28.4%でした。
ダイエット最終日の気になる体重と体脂肪は!?
そして、ダイエット後というと、
体重は52.4キロ、体脂肪率は27.3%でした。
あまりかわらない・・・とおもいきや体脂肪率に反応している!!
これは続けることでどんどん美しい体型に変化するパターンのダイエットということがわかります。
ダイエットと聞くともっと体重が、がくっ!と落ちるイメージですが、食事内容はいつもと変わらずただみかんを食べただけで少しずつ痩せてきました。
体験レビューが終わった後も同じように食べ続け、今ではお腹をつまんでもお肉がタプタプつまめたころがうそのように引き締まっています。
みかんダイエットは無理なく健康的に痩せたい方にはぴったりだと思います。
みかんダイエットのやり方
やり方はすごく簡単!
朝、昼、夜の1日3回食前にみかんを食べる。それだけです。
間食でお菓子を食べすぎてしまう私は、おやつをみかんに置き換えるぞ!と自分の脳みそにいい聞かせてスタートしました。
私が試したダイエットのちょっとしたコツ
みかんダイエットの基本的なやり方である、朝、昼、夜、の食前にみかんを食べる方法では、みかんと一緒にお腹を膨らませるため水を飲むのがポイントですが、みかんばかり食べていると体が冷えそうなので、水ではなく白湯にしてみました。
ダイエットをする上で体の冷えは大敵です!体が冷えることで痩せにくくなってしまうので、白湯がおすすめですよ!
3日間の食事内容
1日目
- 朝:みかん+カルビーフルーツグラノーラ+豆乳…309kcal
- 昼:みかん+親子丼+お吸い物…733kcal
- 夜:みかん+サラダ+きつねうどん…525kcal
この日の総摂取カロリー:1567kcal
いつもご飯を作りながらつまみ食いをしてしまうのですが、今日はみかんを食べていたのでその分のカロリーカットにはなったかなと思います。
よくかんで食べたつもりですが、特に満腹感を得られるとかはなく、いつも通りの食事に+みかんといった感覚です。
2日目
- 朝:みかん+カルビーフルーツグラノーラ+豆乳…309kcal
- 昼:みかん+サラダ+タマゴサンドイッチ…339kcal
- 夜:みかん+唐揚げ+白ご飯+みそ汁…646kcal
この日の総摂取カロリー:1294kcal
みかんダイエットをはじめてまだ2日めですが、整腸作用が働いているのか、お通じが良くなりました!
昨日よりも噛むことを意識したためか、少し満腹感は増したかな?
ですが便通以外はこれといって変化はあまり見られません。
3日目
- 朝:みかん+カルビーフルーツグラノーラ+豆乳…309kcal
- 昼:みかん+しゃけおにぎり+みそ汁…277kcal
- 夜:みかん+ペペロンチーノ…539kcal
- 間食:ミルクティー…104kcal
この日の総摂取カロリー:1229kcal
食後満腹感がある訳では無いのですが、以前のようにお腹いっぱい食べることがほとんどなくなり、腹八分目の感覚でも満足出来るようになった気がします。
3日間という短期間でしたが、朝起きて顔を洗ったときのハリが違ったり、整腸作用の効果も実感出来たのでおおいに期待出来ると思います!
整腸作用は便秘の人だけに嬉しい効果ではなく、普段からしっかり便通がある方でも便の状態が改善されたり、回数が増えてお腹がスッキリするなどの効果も得られました。
子供と一緒に食べられますし、会社に持っていくこともできるので、どんな方にもおすすめできるダイエットだと思います。
私が感じたみかんダイエットで得られた効果
お通じが良くなった
3日間で感じたのはお通じがとてもよくなってお腹がスッキリしたということでした。よく出るとやっぱり下腹のふくらみもなくなって痩せて見えたので体重の数値よりも効果を感じられました。
皮の歯ごたえが食べすぎ防止に!
袋ごと食べると、歯ごたえがあり噛むのに時間がかかるため、満腹感が得られやすく食べすぎるのを防ぐ効果もありました。
空腹感のイライラはストレスのもとになるので本当に楽にダイエットできたと思います。
肌が綺麗になった
今回たった3日のダイエットにもかかわらず、お肌のハリ感を感じることができました。
大人が1日に必要なビタミンCの量は100mgですが、みかん1個には35mgものビタミンCが含まれているんです。
ビタミンCには紫外線のダメージから肌を守る効果があるため美白効果があり、シミの予防にも効果があるのだとか!
さらに嬉しいのが、ビタミンCには美肌には欠かせないコラーゲンの減少を防ぐ働きがあるということ!!
コラーゲンドリンクを飲むと生理の周期が崩れるので嫌だったのですが、みかんなら自然だし、ドリンクに頼らなくても朝起きた時にピチピチ効果が実感できたので◎でした!
みかんダイエットで注意したこと
①食べすぎないようにした
②焦らず長い目で見ることにした
この2点です。
①食べすぎないように気をつけた
これはどのダイエットにも当てはまることですが、いくら栄養がありダイエットに向いている食品だからといって、調子に乗ってみかんを大量に食べすぎると太ると思ったので1日3個は厳守しました。
みかんを食べ過ぎるとお通じが悪くなったり、逆にお腹を下してしまうこともあるのでこの約束は意外に素直に守ることができました。(お腹が痛くなるのは嫌だし・・)
②焦らず長い目で見ることにした
みかんダイエットは食事を置き換えるダイエットでも、制限するダイエットでもない。ということを頭に入れて臨みました。短期間で痩せるぞ!と思ってしまうと気が焦るばかりで逆効果だと思ったので。
実際に私の体重もこの期間で著しく変化したわけではありませんでしたが、自分で体を触ってみて痩せたと感じました。
みかんの旬っていつ?
みかんにはいろんな種類がありますが、一般的な温州みかんの旬は12月で、年間取引の約50%が12月に行われています。
そこからピークを迎え、3月頃まで市場に出回ります。
温州みかんの旬が終わってもはっさくなどの他の種類のみかんで続ければ夏すぎまで続けられるダイエット法なので、記録が終わった後も継続中です。(夏みかんの皮はさすがに食べないけど・・・)
コストパフォーマンス
スーパーなどではひと袋6個ほど入って400円と高く感じることも多いですが、ネットショップで見てみると訳ありみかん1キロ780円程で売られています。
1キロ780円のみかんを購入したとすると、、
1キロ780円、100g78円です。
1個75gのみかんを1日3個食べると1日に消費するみかんは225g、1日にかかる費用は175.5円なのでおやつを買わずみかんを買えば、カロリーカットもできてコスパもいいですね!
みかんだけでなく、果物にはたくさんのビタミンが含まれていて、ダイエットにも効果があるものが多いです。
チョコレートなどの甘いおやつの代わりに果物を取り入れると健康面でも美容面でも嬉しい効果が得られます。
みかんダイエットは間食はだめ!と我慢することなく楽にできるダイエットでした。少しでも気になった方は、ぜひ試して見てくださいね!
A様ありがとうございました!!
楽してゆっくり健康的に痩せられるダイエットなら続けられますね。季節によってみかんの種類も変わってくるので、飽きることなく続けられそうですね!
「みかんは太る」は誤解!?みかんの嬉しいダイエット効果
日本人にとって、みかんは冬の定番とも言える果物です。こたつの上に、かごに盛られたみかんがある風景…思い浮かべると、ほっと心が和みますよね。
日本で古くから親しまれてきたみかんですが、一時「みかんは太る!」とされて、ダイエッターの敵のように見なされた時期がありました。しかし、それは誤解であることが分かってきています。
それどころか、みかんに含まれる豊富な栄養分を利用することで、ダイエットに有効活用することが出来るといわれています。
それでは、まず、みかんそのものを知ることから始めてみましょう。
いまさら聞けない「みかんってどんな果物?」
日本各地で広く親しまれている温州みかん。始まりは、なんと遣唐使の頃、奈良時代まで遡るそうです。
唐から持ち込まれた品種が、およそ500年前に突然変異を起こし、今の温州みかんが生まれたと言われています。柑橘系の果物は様々な種類が世界各地にありますが、温州みかんに似た種類は一つも存在しません。日本の環境がもたらした天然の恵みといえます。
現在出回っているみかんの多くは、品種改良が進み、甘味のつよいジューシーなものになりました。みかんを食べると太るといわれたのも、この甘味が原因と考えられます。
みかんを甘くしているものは、果物の多くに含まれる果糖です。果糖は、砂糖と同じ量でも、1.15~1.73倍甘く感じるといわれます。
しかし、カロリー自体は他の糖類と変わりません。また、みかんは80%が水分なので、みかん1個のカロリーは32kcal前後。お茶椀一杯の白米の1/3以下です。
また、カロリーの他に、太りやすいかどうかの目安として、「GI値」というものがあります。GI値とは、糖質が体内で分解されてブドウ糖になるまでの速度を示した数値で、ブドウ糖を摂取したときを100とし、100に近いほど太りやすいとされています。しかし、みかんのGI値は33とかなり低いので、太りやすい食べ物とは言えません。
むしろ、みかんには、ダイエットをサポートしてくれる成分が豊富に含まれます。それを次にご紹介しましょう。
みかんに含まれるダイエット有効成分
みかんに含まれる栄養分には、ダイエットにプラスの作用をもたらすものが多く含まれます。
主な7つの成分について、詳しく見ていきましょう。
ペクチン
みかんに含まれる食物繊維の一種で、水溶性の食物繊維です。糖質を分解する酵素のはたらきを緩やかに行うことで、血糖値の急激な上昇を抑え、血糖値を安定させます。
また、柑橘系のペクチンを4週間継続して摂取したところ、悪玉コレステロールが7~10%減少したという調査結果もあります。
腸内環境を整え、痩せやすい身体を作ってくれるペクチンは、ダイエット中積極的に摂りたい栄養素のひとつといえます。
セルロース/リグニン
ペクチンと同じく、食物繊維の一種です。セルロース/リグニンは不溶性食物繊維で、腸内で余分な糖質や脂質と結びつき、それらが速やかに排泄されるサポートをします。ダイエット中は便秘に悩まされる人も多いですが、食物繊維によって、便秘の予防・改善をしてくれます。
ビタミンC
美肌成分として知られるビタミンCは、様々な野菜や果物に含まれますが、熱に弱い性質があるため、生の状態で摂取するのがもっとも効果的といわれます。
その点、みかんは生で食べることが多い果物になりますので、ビタミンCを効率よく摂取できるよい方法といえます。
また、ビタミンCには強い抗酸化作用があり、体内の老化を防いで、新陳代謝を盛んにしますので、ダイエットだけでなく、アンチエイジングの効果も期待出来ます。
シネフリン
未成熟な青いみかんに多く含まれる成分です。脂肪分解酵素であるリパーゼにはたらきかけ、活性化する作用があるので、体脂肪の分解を促進します。また、脂肪燃焼率をアップさせるはたらきもあり、ダブルで体脂肪の燃焼を促進してくれます。
ただし、熟成すると少なくなってしまうので、青いみかんをうまく活用するとよいでしょう。青いみかんが苦手という場合は、みかんを丸ごと焼いて食べる「焼きみかん」を食べる手もあるようですよ。
リモネン
みかんの皮を剥いたとき、爽やかな香りが漂います。これは、リモネンによって発生するもので、柑橘系の果物の皮に多く含まれる香り成分です。このリモネンも、リパーゼを活性化させて、脂肪燃焼を促すはたらきがあります。また、気持ちをリラックスさせる効果と共に、交感神経を活発にして、エネルギー消費を促す作用もあります。
ビタミンP(ヘスペリジン)
みかんの白いスジに含まれる成分で、血管の組織を強くしてしなやかに保ち、血流を促します。また、動脈硬化など生活習慣病の予防にも役立ちます。
βクリプトキサンチン
みかんの黄色成分のもととなるカロテノイドの一種で、トマトのリコピンなどと同じ仲間です。非常に強い抗酸化作用があり、がん抑制効果など、健康と美容に高い効果を発揮する成分として、近年注目されています。また、身体の酸化を防ぎ、新陳代謝を促進してくれるはたらきがあるので、美肌だけでなく、ダイエット効果も期待出来ます。
人間の身体はカロテノイドを合成することが出来ないため、食物から摂取する必要があります。温州みかんに含まれるβクリプトキサンチンは、1個で1日に必要な量が十分摂れるほど豊富に含まれています。
マグネシウム
マグネシウムはアーモンドなどの種実類、魚介類、藻類、野菜類、豆類などに多く含まれている栄養素で、カルシウムやリンと一緒に骨や歯を作っているミネラルです。
50~60%が骨に含まれていますが、マグネシウムが不足すると骨から離れてエネルギーを作る助けや血圧の維持、神経の興奮を抑え正常に保つなどの役割に利用されるとても重要な栄養素なんです。
ビタミン B1
ビタミン B1は豚肉、レバー、豆類などに多く含まれている栄養素で糖質からのエネルギーを作る役割をしています。
不足すると食欲がなくなったりだるくなったり夏バテのような症状になってしまいます。
また皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをしているため、美しい肌を保つために美容には欠かせないビタミンなのです。
小さな温州みかんに、これだけの栄養成分が含まれているのです。「甘いから太る」という誤解で、食べずにいる人は、損をしていると言ってもいいくらい、みかんはダイエットに役立つ果物です。
ダイエッターの皆さん、旬の季節には、みかんをどんどん食べるようにしましょう!
ダイエットに効果的なみかんの食べ方とその理由
みかんのダイエットに効果的な食べ方とその詳しい理由についてみていくことにしましょう。
食前にみかん1個食べると効果的な理由
ダイエットに効果的な食べ方は、「食前に食べる」方法です。
みかんの他にも、ダイエット・美肌に効果の高い果物は様々ありますが、すべて「食前に食べる」ことが推奨されています。
食前にみかん1個を食べておくと、水分が多くジューシーなので、お腹にたまる満足感が得られます。また、水溶性・不溶性両方の食物繊維が胃腸で働いて、後から摂る食事に含まれる糖質や脂質の分解・吸収をブロックし、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。
食べ過ぎも防げますし、みかんの豊富な栄養分も十分吸収できるので、一石二鳥の食べ方といえます。
袋ごと食べると効果的な理由
内皮を剥いて食べる人も多いですが、みかんの有効成分は、内皮や白いスジに多く含まれます。みかんの袋と白いすじには、「不溶性食物繊維」というものが含まれていて、この不溶性食物繊維は胃で消化されず、腸内細菌によって分解されます。
そのため胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激してお通じを良くしてくれるということが判明しました。
丁寧に全部取って食べる人は、残念ながら、みかんの有効成分のかなりの部分を無駄にしていることになります。せっかくですから、外皮を剥いたらスジも取らず、そのまま食べましょう。
みかん「だけ」に置き換えてはいけない理由
同じくダイエットに効果があるとされるりんごは、数日間の置き換えダイエットとして用いられますが、みかんは置き換えダイエットとして推奨されていません。1食をみかんだけで置き換えると、栄養が偏り、1日に必要な栄養素が不足する危険性が高いです。
ダイエット時には、身体の新陳代謝を促し、脂肪分解を促進するために、偏りなく栄養を摂る必要があります。みかんは、あくまでダイエットのサポートとして利用してください。
日中に食べると良い理由
「朝の果物は値千金」との言葉がある通り、果物は朝や昼に取ると、効果を発揮すると言われています。太りにくいとはいえ、やはりみかんに含まれる果糖は糖類には違いありませんので、消化活動が低下する夜に食べるのは、ダイエットにとって好ましいとはいえません。
食べるなら、夕方までにしておきましょう。
ダイエット効果のあるみかんの仲間
温州みかんだけでなく、みかんの仲間である柑橘系のフルーツも、ダイエットにとても効果的なものが多いです。中には、料理に利用したり、ジャムにしたりして、皮も丸ごと食べられる種類も。
ダイエッターにおすすめの柑橘系フルーツについても詳しくみていくことにしましょう。
①レモン
柑橘系と言えば、香りの爽やかなレモンが思い浮かびますよね。レモンにもリモネンが豊富に含まれています。また、温州みかんと同様、ビタミンCやペクチン、クエン酸など、ダイエットに効果がある成分が多く含まれており、疲労回復にも効果的です。
レモンは、料理にちょっと使ったり、ジャムにしたりと、汎用性が高いのも長所です。
②グレープフルーツ
グレープフルーツは夏のフルーツのイメージでしたが、今では年間を通して食べることが出来るようになりました。
グレープフルーツも、リモネン、ビタミンCなどが豊富に含まれています。また、カリウムの効果で、身体にたまった余分な塩分を排出して、むくみを解消してくれます。
また、グレープフルーツ特有のほろ苦さは、「ナリンギン」という成分によるものですが、食欲を抑制してくれるはたらきがあります。温州みかん同様、食前にグレープフルーツを食べておくと、ダイエット効果を期待できます。
ただし、グレープフルーツは1個が大きいので、房に分けて適量食べるようにすることをおすすめします。
成分やカロリーを比較
これらの柑橘系の果物とみかんを比べてみました。
成分 | みかん | グレープフルーツ | レモン |
---|---|---|---|
GI値 | 33 | 31 | 34 |
エネルギー | 34kcal | 29kcal | 20kcal |
タンパク質 | 0.53g | 0.68g | 0.3g |
脂質 | 0.08g | 0.08g | 0.15g |
炭水化物 | 8.63g | 7.2g | 6.45g |
食物繊維 | 0.3g | 0.45g | -g |
ナトリウム | 0.75mg | 0.75mg | 1.5mg |
カリウム | 112.5mg | 105mg | 75mg |
マグネシウム | 7.5mg | 6.75mg | 6mg |
ビタミンB1 | 0.07mg | 0.05mg | 0.03mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.02mg | 0.02mg |
ビタミンB6 | 0.04mg | 0.03mg | 0.04mg |
※75g(Mサイズのみかん1個分)のデータ
みかんはグレープフルーツやレモンと比べると食べやすく、体には嬉しいビタミンが豊富なので、みかんダイエットは痩せたい方だけでなく健康を維持したい方にもおすすめといえますね。
日本で食べられているその他の柑橘系の特徴
日本でよく食べられている柑橘系は、総じてダイエットに向いているといってもいいでしょう。ビタミン類が豊富で、むくみを解消してくれるカリウムなども含み、抗酸化作用で新陳代謝を促進し、脂肪を分解しやすくしてくれます。
また、日本の柑橘系の特徴でもある皮の分厚い柑橘系のいいところは、皮を剥いて食べるのに時間がかかること。必然的に食べるスピードがゆっくりになり、食べ終わる頃には結構な満腹感が得られます。食べ過ぎの防止にも非常に役立ちますね。
さらに、皮をピールにしたり、皮ごと漬けこんで果実酒・ジャムなどに利用できるのもよい点です。自分で作るのが面倒だという人は、ドライフルーツとして市販されているものもありますので、チェックしてみてください。
皮ごと食べられるピールは、柑橘のよさをぎゅっと凝縮して含んでいる上、小腹が空いたときに太ることを心配せずに食べられる優秀なおやつになります。
他にも、ライム・すだち・カボス・柚子・シークヮーサーなど、日本で手に入る柑橘類は非常に種類が豊富です。
それぞれのよさを生かして、是非ダイエットに取り入れてみてください。
食べ過ぎには注意!
さて、「みかん=甘い=太る」は誤解である、とご紹介してきましたが、ダイエット中にみかんを食べることについて、注意しなければならない点もあります。
みかんや柑橘系の果物を日頃からよく食べることで、健康によい結果が現れることは事実ですが、だからと言って、過剰摂取はよくありません。
太りにくいとは言え果糖は糖類ですし、みかんのカロリーもそれなりにありますので、1日に10個20個と食べ過ぎてしまえば、みかんの持つダイエット効果もむなしく、太ってしまうのは目に見えています。
それは、ダイエットによいとされるどの食材でも同じことですが、みかんがダイエットにいい!ということだけで、1日に無制限に食べることは、ダイエットにとって逆効果になるだけでなく、肝臓の中性脂肪を増やしてしまうかもしれない、ということは、しっかり認識しておく必要があります。
また、果糖は、体内に入ると、砂糖を分解するのとは全く違う経路で分解されます。
砂糖などの糖分が体内に入ると、いったん小腸に入った後、腸管から吸収されます。そして、分解されてブドウ糖に変わる段階で、インシュリンを使って血糖値をコントロールする必要があります。このとき、エネルギーに変わらなかった糖は脂肪に変換されて、身体に貯蔵されるのです。
一方で果糖は、そのまま肝臓で代謝されますので、インシュリンを必要としません。血糖値を上げる指標とされるGI値が低いのはこのためです。インシュリンの分泌量が増えないので、血糖値が上がらないことが、太りにくいという理由です。
ただし、専門家の中には、果糖は肝臓で代謝されずに残ると中性脂肪になりやすく、中性脂肪による疾患の原因となりやすいとして、注意を呼びかける意見もあります。
ですが、実際に果物をよく食べる人に、中性脂肪や糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病が多いとのデータは見当たりませんでした。
みかんの代表的な産地である愛媛県・静岡県・和歌山県・熊本県などでも、特に生活習慣病の患者が多いというようなデータはないようです。
いずれにしても、何事も「ほどほど」を守って、みかんの効能を最大限に生かす食べ方をしてくださいね。
アンケートから分析するみかんダイエットのホントのところ

みかんダイエットを経験した方20名の男女を対象に、インターネットでアンケート調査を行いました。
みかんで本当に痩せたのか、どんな方法でみかんを食べたのかなど参考にしてみてください。
Q1. 性別を教えてください。

Q2. みかんダイエットを始める前と後の体重の変化を教えてください。

Q3. みかんダイエットを実施していた期間について教えてください 。

Q4. あなたが行っていたみかんダイエットの具体的な方法を教えてください。
- 箱買いしたみかんを朝昼夜の3食、食べ続けた。基本はそのままのみかんで、飽きたら焼きみかんやみかんジュースを作った。(104.3kg → 99.7kg 男性)
- ダイエットの具体的な方法は、食事の時はみかん以外の他の食べ物は食べないことです。また、時間帯制限です。(55.3kg→53.3kg 女性)
- 夕食のみ、みかんを3個だけたべて終わらすダイエット方法です。その他は、水しか夕食時には飲みませんでした。(75kg→70kg 男性)
- ゼリーにして朝ごはん代わりにしたり、夕飯の後のデザートにしたりしてました。もちろんそのまま食べることも。(70kg→65kg 女性)
- 朝昼晩に食事前必ずみかんをまるごと食べます。必ず空腹時に薄皮などもよく噛んで食べます。生食で食べます。(48.4kg→47.5kg 女性)
+その他の回答
Q5. みかんダイエットをする際に気を付けていたことは?
- みかんしか食べていなかったので、普通の食事に戻した時にお腹に違和感を感じた。少しずつ元の食事に慣らしていく必要があると感じた。(104.3kg → 99.7kg 男性)
- みかん以外の食べ物は、食べないことです。みかんダイエットは、そんなに飽きなかったのでトッピングする必要は無いと思います。(55.3kg→53.3kg 女性)
- まず、みかんの皮も捨てずにミキサーで細かくして食べていました。その他は、アルコールやコーラなど、余分な飲料は飲まずに水だけに限定して飲みました。(75kg→70kg 男性)
- 白い繊維の部分と栄養があるので、そのまま食べる際には白い部分も捨てずにちゃんと食べるようにしてました。(70kg→65kg 女性)
- 必ず空腹時にまずみかんから食べること。よく噛む。また、薄皮や白い繊維も取らず食べます。その他気をつけたことは、間食を控える、マメに動く。(48.4kg→47.5kg 女性)
+その他の回答
Q6. みかんダイエットで飽きない工夫など自分なりのアレンジを教えてください。
- 焼きみかんにすると普段のみかんと味が変わってよかった。作り方は、トースターで少し皮が焦げるくらいまで焼くだけ。焼き芋のような味になって、変化をつけられる。(104.3kg → 99.7kg 男性)
- 私は、あまり飽きなかったけど飽きた時は、トマトと一緒に食べてました。トマトは野菜だから太らないからです。(55.3kg→53.3kg 女性)
- ゼリーにしたり、ジュースにしたりして、毎日みかんを食べられるようにしました。ゼリーは軽くておススメです。(70kg→65kg 女性)
- みかんを食前に食べるだけでしたので、飽きませんでした。空腹ですし、アレンジ無い方がサクサクと食べられます。凍らせたり、ジュースにしたりもできます。火を通さなければよいので。(48.4kg→47.5kg 女性)
- みかんを食べすぎると飽きてしまうことがまたにあるので、飽きてしまったら、ミキサーなどでジュースにして飲む(53.5kg→52.6kg 女性)
+その他の回答
Q7. みかんダイエットをして感じた効果、体調の変化を教えてください。
- 知り合いから肌の艶が良くなったと言われた。あまり自覚はなかったが、みかんを食べ続けることでお肌にもいいかもしれない。(104.3kg → 99.7kg 男性)
- みかんはそんなに飽きないので、結構いいと思いました。みかんを食べすぎてしまうと、お腹が黄色くなりました。(55.3kg→53.3kg 女性)
- みかんダイエットをしてから、非常に便通が改善しました。始める前は週に3回ほどの排便が、一日一回出るようになりました。(75kg→70kg 男性)
- まず、快便快腸です。そして食前空腹時に食べるので、次からはゆっくり落ち着いて食べることができます。それにより、どか食いは防ぐことができました。ビタミンを豊富に取ることができるので、肌の調子もよく、簡単にできました。(48.4kg→47.5kg 女性)
- 便秘が解消されてお腹周りがすっきりしたので、ダイエットとしては良かったと思います。体重も徐々にではありますが、ちゃんと減りました。(48kg→45kg 女性)
+その他の回答
Q8. みかんダイエットは他の人にもお勧めできるダイエットだった?それはなぜ?
- みかん好きにはオススメできる。みかんの種類を集めて、食べてみたりするとさらによかったかもしれない。私は寿太郎みかんのみだったが色々な種類のみかんを食べながらやると飽きずに楽しくできるダイエットだと思う。(104.3kg → 99.7kg 男性)
- オススメできるダイエットでした。ダイエット効果はもちろんのこと、便秘の改善やこころなしかお肌の調子も良くなった気がしますのでとてもオススメできます。(75kg→70kg 男性)
- みかんは簡単に手に入るので、いつでもできておススメです。サッパリもしてるので、飽きずに続けることができます。(70kg→65kg 女性)
- みかんを生で食べるだけなので、簡単ですし、ほかの果物のようにナイフが必要なく持ち運びも楽です。食前にみかん食べることで、快便にもなるので、便秘やお肌で悩む女性にはぴったりだと思います。(48.4kg→47.5kg 女性)
- みかんダイエットは、難しいと思います。空腹感に耐えられるだけの信念のある方ぐらいしか、おススメできません。(75kg→70kg 男性)
+その他の回答
Q9. みかんダイエットをする際のデメリットは?
- デメリットはないと思うが、果物が苦手、柑橘類が苦手、みかんが苦手の人には辛いダイエットだと思う。みかんが相当好きな人以外にはオススメできない。(104.3kg → 99.7kg 男性)
- みかんダイエットをする時のデメリットは、みかんを食べすぎると、おなかが黄色くなってしまうと言うことです。(55.3kg→53.3kg 女性)
- みかんは結構高い果物です。スーパーで定期的に購入していると食費が1.5倍ほどに増える事から、費用はちょっとかかるかもしれません!(75kg→70kg 男性)
- 皮を剥くのがだんだん面倒くさくなってきてしまいます。面倒くさくなると、続けるのが難しくなってしまいます。(70kg→65kg 女性)
- 手がみかん臭くはなります。また、男性は生の果物を先に食べるとお腹が緩くなりすぎる時があるようです。(48.4kg→47.5kg 女性)
+その他の回答
Q10. みかんダイエットにかけたお金はどれくらい?

まとめ:賢く食べればみかんはダイエットの味方!
いかがでしたか?
みかんダイエットは
- 置き換えなしで食べながら痩せられる
- お肌やお通じも一緒に改善できる
- 飽きがあまりこない
- 間食として食べられる
- 袋やすじの部分も食べることで腹持ちがよくなる
ということがわかりました。
みかんを始めとして、柑橘系のフルーツには、ダイエットに効果を発揮する有効成分が豊富に含まれています。食べ過ぎには気をつけつつ、色んな工夫で食事やおやつに取り入れて、美味しいダイエットを成功させましょう!