牛乳ダイエットで痩せるって本当!?5日間の体験結果とレビュー!
今回チャレンジしたのは牛乳ダイエット!
いろんな食材でのダイエットがありますが、牛乳でもダイエットができるらしいと聞いてさっそく試してきました。
牛乳はローカロリーでも食物繊維があるわけでもないし、本当に痩せるのかな…?と、半信半疑なのが本音です。
なぜ痩せるといわれるのか?
いつ飲んだらいいの?
どんな牛乳でも痩せる?
実際に5日間チャレンジした結果と合わせてご紹介します!
5日間牛乳ダイエットをやった結果
体重は変化がありませんでしたが、体脂肪率が1%減りました!
普通に試せるダイエットということで、食事には気を遣わずにノーヘルシーで過ごした5日間でした。揚げ物も1回食べていたので、食事をちょっと気をつければダイエットできそうな気がします!
普通に飲むだけならフルーツ青汁の方がダイエット効果はありそうですが...
この時はちょっと太っていまして、普段の体重が52kg半ばくらい。本当は体重も落ちててほしかったな~というのが正直な感想です。
でも体脂肪が普段の28%台からかなり減っていたので、このまま続けていけば体重も減っていくのかも?
運動もなにもせず牛乳を飲んだだけでこの結果なので、満足といえば満足です!
体調の変化
まず疲れにくくなりました!
週末になると「疲れた~」となってだれ気味になるのですが、やる気が維持できていました。階段や上り坂もスイスイ。
しっかり栄養が摂れているなという実感はありましたね。牛乳なので当然な気もしますけれど。
お肌の調子は特に変わらず。あとは野菜不足だとよくなるんですが、舌におできができてしまいました。
牛乳だけだとビタミンAやC、食物繊維などを摂れません。日頃の野菜不足がそのまま出てきた感じですね。
お通じはというと、朝に1杯冷たい牛乳を飲んだら便秘気味になってしまいました。ホットミルク中心に変えたところ、便秘が解消されてスッキリ出るように。
調べたところ、冷たい牛乳でも便秘が改善されるという人は多くいるようです。これは体質だそうで、私は冷たい牛乳とあまり相性が良くなかっようです。
乳糖を分解する力が弱い体質の人は、牛乳を飲むだけでおなかを下しやすいというのは有名ですよね。
牛乳ダイエットのやり方
牛乳ダイエットは、いくつかやり方があります。
私は朝か夜ご飯の前と、寝る前にカップ1杯を飲んでいました。コーヒーカップに少な目程度なので、100mlくらいです。
基本的にはレンジで温めて、ホットミルクにしていました。熱々じゃなくても、人肌くらいまでは温めてましたね。
なんとなく飲んでいるだけでは、しっかりとダイエット効果が得られずにカロリーオーバーになってしまうこともあるので注意しましょう。
食事の前に小さなコップ一杯程度の牛乳を飲む
牛乳を飲むことで満腹感を得られるので、ご飯の量を減らし、ゆっくり食べることができます。
さらに、食事の前に飲むことで血糖値の上昇を抑えらえるのだそうです。
なんとその抑制効果は、血糖降下薬にも匹敵する力があるというから驚きです!
この効果は食後でも効果があるらしいので、食べすぎた!と思ったらフォローできるのも嬉しいポイントですね。
飲む量の目安は100ml程度だそうです。カロリーは約67kcal。なんとなくイメージで200ml飲むものだと思っていたので、半分でいいのもびっくりしました。
満腹感をアップさせるために、きなこを入れるのもおすすめです。食物繊維もダイエットに一役買ってくれます。
お腹が空いたときに飲む
満腹感を得られやすいのも、牛乳の特徴のひとつ。
お腹が空いたときにお菓子を食べるのではなく、牛乳を飲むことで空腹を抑えることができます。
牛乳のカロリーが高いといっても、チョコレートやスナック菓子に比べたらはるかに低いです。
どうしてもおやつが我慢できない!という人は、牛乳をゆっくり飲むといいでしょう。
牛乳を飲むとイライラを抑えてくれる効果もあらしいるので、空腹を抑えるにはピッタリというわけですね。
夜寝る前にホットミルクを飲む
牛乳に含まれているアミノ酸の働きで、ぐっすり眠ることができるのだそうです。質の良い睡眠は、成長ホルモンの分泌の助けになります。
成長ホルモンは、脂質の代謝を促す働きがあります。脂肪燃焼効果が期待できるというわけですね。
もちろん、質の良い睡眠は美容にも大切なこと。疲れも取れやすくなりますし、いいことづくめです!
一日の食事例
では、実際に牛乳ダイエットをしていた間の食事例を紹介します。
朝食
- ご飯
- 小松菜と油揚げの味噌汁
- もやしのごま油炒め
- きゅうりのぬか漬け
- 納豆
- 味付け海苔
昼食
- チャーハン
- 大豆の甘辛和え
- きゅうりのぬか漬け
夕食
- おかかご飯
- 大根とわかめの味噌汁
- マグロのお刺身
- 焼き鮭
- れんこんの煮物
- 大豆の甘辛和え
この前の週にけっこう暴食してしまったので、体重が普段より1.5キロくらい多いところからのスタートでした。
朝、昼もしっかり食べることが多く、普段よりカロリーが多めの週だったと思います。お腹が空いたときは牛乳をゆっくり飲むようにしていたので、間食はしていません。
運動もほとんどなし。いつもと変わらない程度の運動量でした。なので、体重が変わらなかったのは納得ではありますね。
ダイエット効果のある成分は?
牛乳はカルシウムをはじめ、多くの栄養素が含まれています。
その中にはダイエットに関するものも非常に多く、なんと乳脂肪にもダイエット効果があるというから驚きです。
カルシウムが不足すると太りやすくなる
カルシウムが足りないと、痩せにくく、太りやすい体になってしまうそうです。
血中のカルシウム濃度が不足すると、骨だけでなく脂肪からもカルシウムが溶けだしてきます。
この脂肪から溶け出したカルシウムは、なんと脂肪を合成する酵素を増やす性質があるのだそうです。体内に十分なカルシウムがあれば、脂肪の合成は抑えられ、分解が促進されていきます。
また、カルシウムには自律神経を整える働きがあります。不足すると体温の調節がうまくいかず、体温が下がる=基礎代謝が下がってしまう傾向があるのだとか。
カルシウム不足でイライラしやすくなるというのも、自律神経が乱れて興奮しがちになるから。ダイエット中は空腹でイライラすることも多いので、カルシウム不足には普段以上に気をつけたいですよね。
ただしカルシウムは過剰に摂りすぎると結石などの原因になるともいわれています。牛乳を飲んだくらいではならないそうですが、サプリメントの過剰摂取などは避けましょう。
牛乳のカルシウム吸収率はとても高い
カルシウムの吸収をよくするには、ビタミンDや日光に当たることが必要だというのはよく聞きますね。実はそれだけじゃなく、良質のたんぱく質を一緒に摂ることも重要なのです。
牛乳のカルシウム吸収率は約40%。魚が30%、野菜が19%ほどだそうで、とても吸収率に優れているのがわかります。たんぱく質の他に、乳糖もカルシウムの吸収を助けているそうです。
カルシウムの吸収率がよい牛乳を適量飲むのは、ダイエットの視点から見ても効率的なんですね。
良質なたんぱく質
ダイエット中に良質なたんぱく質を取るのは重要です。豆腐やささみなど、ダイエット中は低カロリー高タンパクが基本ですよね。
筋肉が落ちるのを防ぐことで、基礎代謝が低下しないようにするのが目的であることが多いです。
たんぱく質はアミノ酸から構成されています。牛乳はアミノ酸の含まれるバランスがとてもよく、良質なたんぱく質が多く含まれていることになります。
そのたんぱく質の約80%はカゼインです。カゼインには、カルシウムの吸収を助けたり、神経の興奮を静めるといった作用があることもわかっています。
ビタミンB群
牛乳にはビタミンB2、B12も含まれます。
ビタミンBには糖質や脂質の代謝を助け、脂肪になるのを防いでくれる働きがあります。
たんぱく質の代謝にもかかわっていて、健康な肌、髪、爪などを維持するのにも役立っているのだそう。キレイに痩せたいなら必須ですね!
ですがビタミンB群は水溶性。食品から取ろうと思っても、煮汁などに溶け出てしまったりということも。また、体に貯めておくこともできません。
つまり毎日適量を取り入れることが大切。手軽に飲める牛乳は、まさにピッタリです。
乳脂肪にもダイエット効果が!?
脂肪と聞くと、どうしてもカットしたくなりますよね。ですが、血糖値の上昇を抑える効果は乳脂肪も関わっているようなのです。
乳脂肪を摂ると、食べ物が胃から腸へ移動するのがゆっくりになるのだとか。悪いことばかりではないのですね。
ですが、飲み過ぎや摂り過ぎでカロリーオーバーになってしまうことも事実。ご飯の前には普通の牛乳、寝る前には無脂肪乳など、使い分けをしていくとよさそうです。
ダイエットへの取り入れ方と牛乳の種類
今は普通の牛乳の他、いろいろな成分を取り入れられる加工乳も多く出ています。
飲むタイミングや目的によって、向き不向きがあります。しっかり特徴をおさえて、上手に活用しましょう!
食事の前や置き換えで飲む場合
食前に飲んで食欲を抑えたい、血糖値の上昇を抑えたい場合には、普通の牛乳がおすすめです。「成分無調整」と表示されています。
低脂肪乳では血糖値の上昇を抑える効果が低くなりますし、なにより満腹感が得られません。
一般的な牛乳は安いですし、それで十分ではないかなと思います。
おやつの置き換えは、単純に我慢できれば低カロリーの方がいいので、低脂肪乳の方が効果は上がるでしょう。ですが、やはり満腹感を得られにくいです。
我慢できず何倍も飲んでしまうくらいなら、通常の牛乳がいいと思います。
夜寝る前に飲む場合
もう食事が終わって寝るだけなので、こちらは低脂肪乳がおすすめです。
また、カルシウムが含まれている加工乳なども夜に飲むのがよさそうです。
骨が作られるのは、主に夜寝ている間だそうです。つまり夜は血中カルシウムが減りやすいらしいのです。それをカバーするために、夕食で多くカルシウムを摂るといいといわれています。
そんなわけで、私が夜寝る前に飲んでいたのはこちら。
低脂肪&カルシウム入りの牛乳です。これを小さなカップ一杯、レンジで軽く温めて飲んでいました。
100ml程度なので、カロリーはわずか28kcal!ご飯の後なので、軽く飲める低脂肪牛乳はありがたかったです。
まとめ
牛乳ダイエットのポイントは、カルシウムや乳糖、良質なたんぱく質などの働きでした。やっぱり牛乳は栄養がすごいんですね。
牛乳=高カロリー!脂肪!太る!というイメージだったので、まさか牛乳でダイエットできるとは思いませんでした!ただしダイエット効果を得るには、飲むタイミングや量、飲み方が重要です。
カルシウムを効率よく取り入れて、痩せやすい体を作るのか。
良質のたんぱく質を補給することで、基礎代謝を上げたいのか。
それとも、おやつやご飯の食べ過ぎを防ぎたいのか。
どう活用したいかによって、飲むタイミングが違います。何も考えずに飲んでしまうと、カロリーオーバーで逆に太ってしまうことも。
栄養価も高いので、普段から疲れやすいような人にはいいと思います。寝が浅い、朝スッキリ起きられないという人は、睡眠の質を上げてくれる効果に期待するのもいいですね。
普段から牛乳を飲んでいるなら、飲む時間をちょっと変えるだけでダイエットに繋がるかもしれません。
体質との相性があるので、この方法で痩せる!あの人が痩せたから私もできる!というものではありません。体調を見ながら、気長に続けていくのがよさそうですね。