えごまダイエットの方法は?飲む量や美肌効果の口コミなど徹底解説!
みなさん、えごま油って聞いたことありますか?
オリーブオイルをはじめ、健康や美容にもいい油があるのは有名ですよね。えごま油はというと、どんな油かはよく知らない…。
油を飲むだけで痩せるなんて嘘みたいだし、なんだかちょっとおいしくなさそう。でも本当だったらこんなに楽なことはありません!
えごま油ダイエットのやり方とは?はたして効果はあるのか?痩せる理由は何なのか?
この記事では
などについて解説します。
えごまダイエットやオイルダイエットに興味がある方は参考にしてみてください♪
えごま油ダイエットでざわちんが痩せた!
出典:Youtube
えごま油が話題になったきっかけのひとつが、ものまねメイクでお馴染みのざわちんさんです。
1か月間毎晩、えごま油を大さじ一杯飲み続けた結果、肌年齢が-10歳、体重が-5kg!!これはすごいですね。食事は普段通りということなので、まさに飲んだだけです。
そもそも「えごま」って何?
えごまとはシソ科の植物で、種子から絞った油がえごま油です。
日本でもかなり昔から食用として使われていてたそうです。近年再び健康食品として注目されるようになりましたが、知名度の低いえごまではなく、シソの名を取り、「シソ油」として売られていることも多いです。同じものなんですね。
種子そのものも食用で、ゴマと同じように炒ってからすりつぶし、味噌に混ぜて食べたりします。葉も、韓国ではキムチにして食べたりするそうです。
えごま油が話題になる前は聞いたこともなかったので、そんなに昔から食べられているものだとは知りませんでした!
ずっと前から人々に食べられていたえごま油なら、きっと体にも良いはず!
ということで、今回アラサー会社員のU様に実際にえごま油を使ったダイエットを体験していただき、感想や結果などをレビューしてもらいましたのでご紹介します。
これからえごまダイエットをしてみようと思う方は参考にしてみてください。
えごまダイエット5日間体験レビュー
最近残業続きで仕事をしていても、はかどらないんですよね。
しかも、この不規則な生活のせいか、肌が吹き出物だらけでどうしようもない・・・
お肌をきれいに保ちながらダイエットできないのかな、と思い、検索して知ったのがざわちんも痩せたという、えごまダイエットです!
でも、正直言って「油をそのまま飲む」と聞いて躊躇しました。今まで油を抜く料理ばかりしてきたのに、直接飲む?!ざわちんはスプーンで飲んでたけど、お口の中はどうなっちゃうの・・・
でも、成功者が続出しているのだから、そんなことは言ってられない。
ということで仕事から帰って早速、えごまダイエットをスタートすることにしました!
5日間えごま油ダイエットをやった結果
5日間えごま油ダイエットをやった結果、体重、体脂肪ともにほとんど変化はありませんでした。
逆に考えると、5日間油を飲んでいたのに、体重も体脂肪も増えていない!ということでもありますね。
あえて他の食事で油をカットしたわけではないので、油を摂ったのに…と思うと驚きの結果ではあると思います。
口コミを見ていても、長い期間でゆっくりと痩せていくタイプの人が多かったです。体脂肪だけ見ると微妙に減っているので、このまま続ければ減っていくのかも!?という期待は持てました!
体調の変化
お通じがとにかくいいです!始めてから2日目の朝、2回ほどするするっとお通じがありました。その後は毎日早い時間にスッキリです。
頑張らなくてもお通じがあるので気持ちがいい!3日目には下腹部がすっきりしているのがわかりました。えごま油をサラダに使うことで、普段より多く野菜を食べたのもあると思います。
お肌の調子もとてもいいです。しっとりというよりはするするっとした手触りで、なんだかなめらかになったような気がします。乾燥しにくくなっているような感じです。
えごま油ダイエットを始める前は意識して油分をカットしていたので、もしかしてカットしすぎだったのかな!?とびっくりしました。
えごま油ダイエットのやり方
飲む量は、一日に小さじ1杯~大さじ1杯程度といわれています。そのままスプーンにとって飲んでも構いませんが、油を直接摂ると胃の負担になることもあるのでお腹の中に何か入っているときの方がいいみたいです。
栄養素的にも食事と一緒に摂ったほうが吸収はいいとされています。血糖値の上昇を抑える効果があるので、サラダにかけるなどして食事の前半に摂るといいかもしれませんね。
えごま油はいつ飲んだらいい?
えごま油を飲むタイミングには、ポイントがあります。ダイエットに一番いいのは朝!朝食の時に取り入れるのが効果が高いようです。
朝にえごま油を摂ることで、その後の脂肪燃焼効果がアップ!
他の時間でも効果が無いわけではないですが、朝に飲んだ場合が一番効果が高いのだそうです。
確かに、夜にえごま油を飲んで脂肪燃焼効果が上がっても、その後は寝るだけ。動き出す前の朝に飲んだ方がいいのは納得です。
夜は美容、便秘改善に!腸活でダイエットも
えごま油にはろいろな効果がありますが、その中でも便秘の改善、お肌の調子をよくするためには夜に飲むのがいいそうです。
腸のゴールデンタイムと呼ばれているのが、22時~2時の間です。えごま油にはデトックス効果があり、腸内のバランスを整えるのを助けてくれます。
それには、えごま油をほんの少し多めに摂るのがポイント。ほとんど小腸で吸収されてしまうので、大腸までしっかり届けるためだそうです。
腸の環境が整うことは、ダイエットにもつながります。腸内フローラダイエットなんかが有名ですね。
ちなみにゴールデンタイムは22時からですが、腸の動きをより良くするには0時には就寝しているのがいいそうです。
えごま油の味は?
クセが強いといわれるえごま油。
実際飲んだ感想としては、そこまで飲みにくい味ではないなと感じました。どっちかというと私は好きですが、味に特徴があるので苦手な人が多いというのもわかります。家族は、なめた瞬間「まずっ!!!」と顔をしかめました。
最初は、あまり口にしたことのない味なので「うっ」と思うかもしれませんが、私はすぐに慣れました。食べ物というよりは、アロマオイルやウッドの香りに近い、すーっとした味がしますね。
どこか記憶にある味で、日本人向きではないかなと思います。ゴマはまったく関係ありませんが、少し炒りゴマに似た香ばしい香りも感じます。
マズイと叫んだ家族からは、「塗料みたいな、機械油みたいな匂いがする」「薬品みたい」という感想が出ました。私は食べられるので、「そう!?」と思ってしまいましたが、やはり個人差が大きいようですね。
一日の食事例
では、実際にえごま油でダイエットをしていた間の食事例を紹介します。
朝
- トースト(えごま油)
- コーンシチュー
- 野菜ジュース
- プロセスチーズ
- コーヒー(ブラック)
昼
- ベーコンとキャベツのクリームパスタ
夜
- たけのこご飯
- ベビーホタテの味噌汁
- ほうれん草のお浸し
- タケノコと豚肉とニラのオイスター炒め
- わさびの茎のしょうゆ漬け
- 海苔
毎日えごま油を摂ることで、正直カロリーは心配でした。ですが普段の食事をローカロリーにしたら検証にならないので、いつも通りの食事です。
パンにえごま油をつけて食べるのが気に入ったので、朝食はほとんどパンでした。バターとはちみつで食べることが多いですが、えごま油になった分カロリーは低くなったと思います。
あとは、えごま油を消費しようとサラダなど生野菜を食べる機会が全体的に増えたのがポイントでした。
えごま油の選び方
えごま油は酸化しやすいので、なるべく小さい容器に入っているものがおすすめです。使い切りの小袋タイプなどもあるので、割高になっても新鮮な油を摂取できるようにしましょう。
そして国産・低温圧搾のものがおすすめです。焙煎してある=熱が加わっているため、成分がすでに変わっている恐れもあります。
容器は色がついていて遮光できるもの、箱入りで売っているものなどをチョイスしましょう。
味や匂いが苦手ならこれ!
えごま油の味や匂いは独特なので、青臭い、生臭いと感じる人もかなり多いようです。えごま油のクセがどうしてもダメという人は、カプセルに入ったサプリメントタイプがおすすめです。
匂いの強い納豆に入れても、えごま油の風味は少し残ります。それくらい存在感があります。なにか料理に混ぜてごまかそうとするのは難しいので、それでもえごま油を取り入れたい場合はサプリメントを利用するといいでしょう。
カプセルタイプなら酸化にも強いというメリットもあります。60粒で1000~2000円前後するものもありますが、もともとえごま油はそれなりに高いです。
酸化をあまり気にしなくていい、手軽に摂れるという点ではかなり優れているので、どうしてもえごま油を活用したい!という人は検討する価値はあると思います。
えごま油をつかったレシピ
火を通せないので、ドレッシングにしたり、そのままかけるのがおすすめです。
熱には弱いですが、食べる直前に温かい料理にかける程度は問題ありません。温まると独特の味と香りが強くなるので、苦手な人は冷たい料理にかけるのがおすすめです。
- 納豆に混ぜる、冷奴にかける
- サラダに、市販のドレッシングに足して使う
- バター代わりにパンにつける
- 味噌汁、スープにたらす
- ヨーグルトにかける
とにかくどんな料理にでもかけてOK。熱はダメ!?手作りドレッシグのレシピは!?と悩むより、とりあえずかけたほうが早いし楽です。
私は朝、バターの代わりにパンに直接つけて食べていました。味噌汁や納豆に入れると、知っている風味がガラッと変わってしまって違和感が。お気に入りの組み合わせを見つけるのがポイントだと思います。
スプーン一杯くらいなので、ぽいっという、お手軽なサプリみたいな感覚。悩むぐらいなら、とりあえずかけてみることをおすすめします。
えごま油の味や匂いが苦手な人用レシピ
私が試した組み合わせの中で、えごま油の風味が気にならずに食べられたレシピは2つでした。
- 卵かけご飯
- 水菜のおかかふりかけサラダ
生卵もちょっと生臭さがあるので、少なめのえごま油ならそこまで気になりません。簡単に朝食に取り入れられるのでおすすめです。
全く気にならなかったのは、水菜のサラダ。
水菜1把を刻んで、擦りゴマ多め、大さじ1杯弱のえごま油、そしておかかのふりかけを多めに入れます。水菜の量に対してえごま油が少なかったのが大きいと思います。
このサラダを全部食べなきゃえごま油を摂ったことにならないな~と、結果的に野菜もしっかり摂れてよかったです。
当然ですが、レシピに使う量が少ない方が気になりません。大さじ1にこだわらないで、えごま油の味が気にならない量まで減らすのがポイントだと思います。
油なので多く摂ればいいというものでもないですし、少量でも毎日取り入れることの方が大切です。
えごまダイエットを5日間やってみた感想
えごま油ダイエットのポイントはα-リノレン酸でした。確かに、えごまダイエットを体験する前と後ではお肌の質が断然ちがいましたし、頭がなんだかすっきりとした気分に!
EPA、DHAと合わせて日頃から不足している成分なんだな~と身をもって感じる結果となりました。
生で摂るのが基本でしたが、料理に取り入れるのが面倒な時は最低小さじ1杯、朝食の適当なおかずやみそ汁などに入れて飲んだので想像していたよりずっと簡単に取り入れられるのは驚きでした!
ダイエット中は神経質になって、本来摂らなくてはいけない油脂分までカットしていることも。なんだか肌がカサカサしてる、と感じたら、それは油脂分不足かも知れません。
体に良くない油はカットして、必要な分はえごま油など体にいいオイルで補えばいいんだ!というのも目から鱗でした。
ただ酸化が早いのが難点で、新鮮なうちに使いきろうとするとかなり大変です。
なるべく小さいビンや個包装タイプを用意して、取りれられるタイミングで無理なく始めようかなと思います!
U様ありがとうございました!えごまオイルを飲み続けてこの結果は驚きでしたね。
ダイエット終了後も続けてえごま油を飲み続けているとのことですので、その後の情報もお待ちしています♪
えごまダイエットの口コミ情報
始めてすぐに感じたことはお通じの良さです。便秘気味で下腹がすぐに出ていたのですが、えごまダイエットをするようになってお腹がすっきりしています。急激に痩せたわけではないのですが、体型が変わったので痩せたように見えるのがうれしいですね。(20代 OL)
肌の調子が良くなったのと、髪のパサつきが減ったのでよかったと思います。ダイエットとしての効果はこれからの経過を見ないとわかりませんが、若くなったねとよく言われるようになりました。産後ケアにもなったので大満足です。(30代 主婦)
体重が1か月で1.5kg減りました。でも主人も一緒に始めましたが、主人は全然痩せませんでした。どうしてなのかな。 (40代 夫婦)
全体的に美容目的で飲む人が多く、体重に関する口コミはそこまで多くありませんでした。
えごま油で痩せるには専用のダイエット方法を実践する必要がありますので詳しくみてくことにしましょう。
すぐにダイエットを始めたい!えごま油ダイエットのやり方
今すぐダイエットを始めたい!というダイエッターのために、えごま油ダイエットのポイントをまとめました。以下の5つのポイントを守ってえごま油ダイエットを始めましょう。
えごま油は加熱せずに摂取する!
えごま油のダイエット成分は、加熱すると酸化などでによって成分が変性してしまいます。
そのため、えごま油を使うときは、サラダのドレッシングにする、和え物レシピで使うなど、必ずフレッシュな状態で摂取するようにしましょう。
えごま油は、「料理の仕上げにかける」「食べる直前の香りづけにかける」というように調理の最後で加えるようにしてください。
えごま油の1日当たりの摂取量はティースプーン1~2杯(2.5ml~3ml)
えごま油は健康に良いと言われていますが、油なので摂取し過ぎはカロリー過多になってしまいます。ダイエット中はティースプーン1~2杯以下に抑えましょう。
普段食べている油や脂肪を控えている方はもう少し多く摂取しても大丈夫なようですが、えごま油に含まれる成分にも1日の摂取基準量があります。ダイエットのために、健康のためにとえごま油を摂取しすぎるのは禁物です。
ダイエットの為には夜に摂取するのがおすすめ!
油でカロリーが高いならお昼に摂取しよう、と思う方もいるかもしれません。しかし、えごま油をダイエットの為に食べるなら、副交感神経が優位になって腸内環境を整える時間帯である「夜」に食べるのがおすすめです。
えごま油には腸内環境を整えることを促す成分が多く含まれています。この成分を存分に活かすためにも「夜」に摂取しましょう。
長期間続ける
えごま油ダイエットは、えごま油を摂取し始めてすぐに痩せるというわけではありません。えごま油ダイエットは腸内環境の改善や血流の改善で代謝をアップさせて消費カロリーを上げ、体重を減らすダイエット方法です。長期間続けないと中々体重は減りません。
稀に「すぐに体重が減った!」という方もいらっしゃいますが、便秘がひどかった人が腸内環境の改善で便秘が解消し、体重がすぐに落ちた、元々油の摂取量が足りなくて代謝が悪かったなど特殊な理由が多いようです。
3ヶ月は続ける、という気持ちでえごま油ダイエットに望むようにしましょう。
すぐに効果を感じたいなら運動を組み合わせて
えごま油ダイエットは「4.長期間続ける」にも記載した通り、代謝をアップさせて体重を減らすダイエット方法です。代謝がアップするので、普段の生活を続けるだけでも痩せることはできますが、目に見えて痩せるのは難しいです。
そこで組み合わせたいのが運動です。えごま油で代謝良くなっているところに運動をすれば、普段の運動よりエネルギーを消費でき、ダイエットの効果が分かりやすくなります。
目に見えて体重が落ちていくのを見たい、という方はえごま油の摂取に組み合わせて運動も行いましょう。
どうしてえごまは油なのにダイエットに良いの?
えごま油のダイエット方法は分かりましたが、なぜえごま油にはダイエット効果があるのでしょうか?これはえごま油に多く含まれるα-リノレン酸が関係しています。
少し長くなりますが、α-リノレン酸のダイエットとの関係を見ていきましょう!
α-リノレン酸とは
α-リノレン酸とは、多価不飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸に分類される脂質の1種です。必須脂肪酸であり、必ず食事で摂取しなければいけない脂質です。
脂肪を溜めにくく、燃焼を補助してくれる効果があります。
また、今注目されているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)もこの多価不飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸に分類されます。
α-リノレン酸は、体内でDHAやEPAに変わります。DHAとEPAは、血液をサラサラにしてくれたり、内臓脂肪値を下げてくれる効果があるといわれています。
α-リノレン酸の働き
α-リノレン酸は、体に取り込まれるとDHAやEPAに変換されます。
主に体内で、
- 体の細胞膜を作る
- 炎症を抑える
- 中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす
- 目の網膜の修復をして視力回復の補助をする
- 神経伝達細胞を修復する
- アレルギーを促す酵素の発生を防いでアレルギー症状を軽減させる
といった働きをしてくれます。
体の細胞膜を作る働きのダイエット効果
「体の細胞膜を作る」働きは、腸内環境の改善に関係しています。α-リノレン酸の「体の細胞膜を作る」働きは、腸の壁の細胞にも働いて腸壁の劣化を防ぎ、便の動きをスムーズにしてくれます。
便秘で悩んでいる方は、便の動きをスムーズになり便秘が解消するというだけでもダイエット効果があります。
また、便秘で悩んでいなくとも便の動きがスムーズになれば、体に不用なものがすぐに排出されるため、腸内環境の改善が進みます。
腸内環境が改善されると余分なカロリーを吸収せずに済んだり、脂肪や糖の消費に必要な栄養を効率よく吸収できたりして、代謝の良い体に近づくことができます。
中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きのダイエット効果
「中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす」働きは、体脂肪を溜めにくくする事・血流を悪くしない事に関係しています。
中性脂肪はトリグリセリドとも呼ばれ、体脂肪の元となるものです。α-リノレン酸は血液中の中性脂肪を肝臓に戻し、エネルギーとして消費しやすい状態にしてくれます。
悪玉コレステロールはLDLコレステロールとも呼ばれ、血液を介して体の細胞にホルモンや細胞膜の元になるコレステロールを運ぶ働きをしています。
これだけを見るとLDLコレステロールが血流に関係しているかよく分からないかもしれませんが、脂質は脂質。血液中にLDLコレステロールが大量にあると、血管の壁にLDLコレステロールが付着して血管の幅を狭めてしまいます。
α-リノレン酸は血液中のLDLコレステロールを減らすことで血管の幅を狭めることを防ぎ、体本来の血流量を保ってくれます。
体本来の血流が保たれていれば細胞に栄養がきちんといきわたり、エネルギーをしっかり消費してくれる体を保ってくれます。
このようにえごま油に含まれるα-リノレン酸には、体本来の代謝を保つ働きが隠されているのです。
若い頃と同じくらいの食事量なのに太ってしまう、若い頃と同じくらいの運動を行っていても中々痩せない!という方はえごま油ダイエットでダイエットが成功する可能性大です。
是非、えごま油ダイエットに挑戦してみましょう。
ダイエット効果のあるその他の成分は?
ロズマリン酸
えごま油のもうひとつの特徴なのが、このロズマリン酸が含まれていること。ポリフェノールの一種で、血糖値の上昇を抑えてくれる効果があります。
名前の通り、ローズマリーやシソにも多く含まれている成分です。ローズマリーやシソの葉を毎日食べるのは大変なので、えごま油で手軽に摂れるのは嬉しいです。
血糖値の上昇を抑えてくれるので、食事と一緒に摂るのはやはり効果的というわけですね。
えごま油が持つ嬉しい効果
美肌に近づける!?
α-リノレン酸が分類されるn-3系脂肪酸は、細胞膜を作る重要な材料です。当然肌を構成する皮膚の細胞膜もn-3系脂肪酸でできています。
そして、肌をきれいに保つ為にはターンオーバーという仕組みがきちんと働く必要があります。
ターンオーバーとは肌の奥深くで新しい細胞を作り、肌の表層まで細胞を成長させながら移動させ、古くなった細胞は垢としてはがれおちさせることです。このターンオーバーの仕組みには様々な栄養素が関わっています。
新しく細胞を生み出す時に、細胞膜の材料、n-3系脂肪酸が足りない!となればそれ以降の仕組みも働いてくれません。そのため、美肌を保つ為にはα-リノレン酸などのn-3系脂肪酸をきちんと摂取する必要があります。
ダイエット中は油ものを避けがちになり、n-3系脂肪酸が足りなくなる危険性が高くなります。しかし、えごま油ダイエットならダイエット中でもn-3系脂肪酸が足りなくなることはないので、美肌を保ちつつダイエットできることになります。
血液がさらさらに!?
α-リノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換され、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれる以外にも血液をさらさらにしてくれる働きがあります。
まず、EPAには赤血球が柔らかく変形しやすい状態を保ってくれる効果があります。赤血球が変形しにくいと、毛細血管などで詰まりやすくなるドロドロとした血液になってしまいます。これを防いでくれるのがEPAという訳です。
さらに、DHAは血管の壁を柔らかくする働きを持っています。血管の壁が柔らかいと、血液で多少大きな塊があっても血管が伸び縮みして血流を保ってくれます。
血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが増加することは、血流が悪くなるだけでなく、生活習慣病、とくに脂質異常症(いわゆる高脂血症)や動脈硬化に大きく関わってきます。健康で長生きするためにも、α-リノレン酸やDHA、EPAを積極的に摂取しましょう。
認知症予防にもおすすめ
α-リノレン酸は、体内に入るとDHAやEPAに変換されて利用されます。DHAは神経細胞であるニューロンを活性化させて、情報伝達をスムーズにする効果があります。
EPAにも認知症を緩和させる効果が期待されており、歳をとっても好きな事をしっかり楽しみたい!という方は是非今のうちから摂取しておきたい成分です。
認知症予防のためにDHAやEPAだけを摂取するなら、サプリメントで摂取する、魚で摂取するというのもありです。
しかし、サプリメントは美味しくないですし、魚では加熱調理でDHAやEPAが酸化してしまう・DHAやEPAの1日の必要量を摂取するのに大量の魚を食べなければいけない、といった問題が出てきてしまいます。
その点、えごま油なら調理方法しだいで美味しい食事と認知症予防を両立できますし、食べきれない量を食べなければいけないという事もなく、毎日の食事で手軽に認知症予防ができます。
えごまダイエットの注意点
そんな素晴らしい成分が多いえごま油ですが、体に悪い、危険という話もよく耳にします。
これは、えごま油の扱いにくさが原因。
えごま油は他の油に比べ、とても酸化しやすいです。直射日光などはもちろん、熱にも弱くすぐに酸化してしまいます。
酸化した油はダイエット効果がなくなるだけでなく、細胞を酸化させて老化させ、生活習慣病の原因になったり、皮膚でシミやしわを作ったりします。酸化度合いがひどい場合は、吐き気や嘔吐、下痢などの症状が出る場合も。
熱してはいけないので、炒め物や煮物には使えません。生の状態で摂取するしかないのですが、そうすると減りが遅く、気が付いたら時間経過で酸化しているということが非常に多いです。
えごま油の冷蔵庫での保存方法
油の酸化は、普段過ごしている気温でも進みますので、酸化が進みにくくなる低温で保存するようにしましょう。
また、直射日光が当たっていた、熱い所に置いていた、フタを開けっぱなしにしていつもより酸素に多く触れる状態だったなどの場合は、えごま油の酸化がかなりすすんでいる可能性があります。
何℃でいきなり酸化するというのははっきりしていないようですが、冷蔵庫で保存し、封を開けたら2か月くらいを上限に早めに使い切るのがいいそうです。
- 風味が著しく落ちている
- 香りがおかしい
- 長期間保存している
という場合には、気をつけましょう。
値段も高いしもったいない・・・となんとなく続けてしまう人が多く、酸化した油をどんどん体に入れてしまうために危険といわれているようです。
酸化した油は有害で、がんや動脈硬化の原因になったり、しわやたるみ、シミなど老化の原因になるといわれています。
えごま油を摂取しているからと言って食べ過ぎない
えごま油はあくまで腸内環境の改善や血流の改善で代謝をアップし、消費エネルギーを多くするものです。
えごま油の効果で消費エネルギーが増えても、増えた消費エネルギーを補うくらい食事をとってしまえば体重は減りません。あえて食事を減らすという事はしなくても大丈夫ですが、調子にのって食べることは避けましょう。
必須脂肪酸のバランスの為に他の油も摂取しよう
必須脂肪酸には、n-6系脂肪酸と呼ばれる種類もあります。このn-6系脂肪酸は体内で合成されずn-3系脂肪酸とバランスを取りながら働いています。
n-6系脂肪酸は現代日本の食生活で不足することは少ないですが、ダイエット中や偏食などで油を摂取できていないと不足する場合があります。
n-6系脂肪酸が不足した状態でn-3系脂肪酸のえごま油ばかりを摂取してしまうと、n-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸のバランスが崩れてしまいます。
n-6系脂肪酸には、リノール酸やγリノレン酸、アラキドン酸といった脂質があります。
主に大豆油、ゴマ油、ひまわり油、コーン油などに含まれているので、えごま油以外の油も摂取するようにしましょう。
以下にn-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸の摂取基準の表を載せておきますので、油を食事に取り入れる時の参考にしてください。
アンケートからわかるえごまダイエットのホントのところ
えごまダイエットは本当に痩せるの?えごまダイエットでお肌は実際のところどうなった?
など実際にえごまダイエットをやってみた14名の方を対象にインターネットでアンケートを実施しました。これから始めようと思う方は参考にしてみてください♪
Q1.性別を教えてください

Q2.約何キロ痩せましたか?

Q3. えごまダイエットを実施していた期間について教えてください 。

Q4. あなたが行っていたえごまダイエットの具体的な方法を教えてください。
- 青菜のおひたしにエゴマを最後に振りかけて食べるようにしていました。(60.0kg→58.9kg女性)
- 炒め物などに、えごま油を使っていました。他にも、スープに入れたりしていました。バターコーヒーの真似をしてコーヒーにも入れましたが、やはり美味しくなかったです。(58kg→56kg女性)
- 毎回の食事にえごまを取り入れていました。えごまは油や葉っぱなどもあるので飽きずに続けられました。(65.4kg→62.8kg女性)
- えごま油を使っていたので納豆の中に入れて食べていました。えごま油は匂いが独特なよで納豆の中に入れれば気にならないですしカレーの中に少し入れて食べていました。(45.4kg→44kg女性)
- 食べるものもしくは、飲み物に少量のえごま油でをいれる。(少し匂いがきついと思う人は野菜ジュースなどにいれると飲みやすい)(59.2kg→58.0kg女性)
+その他の回答
Q5. えごまダイエットをする際に気を付けていたことは?
- エゴマを使った料理を作ると和食になるので、洋食と比べてカロリーを抑えてかつタンパク質などとバランス良く食べるように心がけていました。(60.0kg→58.9kg女性)
- 野菜炒めを作って、栄養面も気をつけてダイエットしていました。油なので、摂取カロリーを消費するために、小まめな運動もしました。(58kg→56kg女性)
- 毎回の食事で一気に食べすぎてしまうとやはり飽きてしまう原因にもなるので少しづつだけど毎回取るようにします(65.4kg→62.8kg女性)
- 元々油なので取りすぎないように注意しながら糖質と脂質がちょうどよくなるようにして取っていました。また取りすぎと下痢と吐き気があるってことが雑誌に書いてあったので一滴ニ滴だけ混ぜるなどドレッシングの油をえごま油変えて効率がよくとるようにしました。(45.4kg→44kg女性)
- 油であることに変わりはないため、大量に摂取しないようにする。ご飯にかけると食べやすくなるが、その分食べ過ぎないようにする。(59.2kg→58.0kg女性)
+その他の回答
Q6. えごまダイエットで飽きない工夫など自分なりのアレンジを教えてください。
- えごまは油や葉っぱなど色々とあるので油は何か炒める時使ったり葉っぱはおひたしにしたりとするとよかつたです。(65.4kg→62.8kg女性)
- えごま油を使った炒め物などに使うと効果が半減すると聞いたので納豆に混ぜたりドレッシングをえごま油で作ったりまた脂肪燃焼スープなどを使った時に一滴入れて食べていたりしました。(45.4kg→44kg女性)
- ご飯にかけていると魚のようなにおいに苦手意識が出てしまうので、似たような焼き魚にかけるといい。先程言ったように、野菜ジュースにいれると飲みやすい。(59.2kg→58.0kg女性)
- えごまはちょっとクセのある味だったので、味が濃いドレッシングを上からかけたりしていました。えごま油は味がないので、摂取しやすかったです。(59kg→55kg女性)
- サラダにドレッシングとして使用する場合はドレッシングのメニューは簡単に変えられなくても、サラダの具材を日替わりにすればいいと思います。(52.0kg→50.0kg女性)
+その他の回答
Q7. えごまダイエットは他の人にもお勧めできるダイエットだった?それはなぜ?
- はい、エゴマは普通のゴマと比べてヘルシーでかつスーパーや食品店で売られているので手軽に食事に取り入れることができるので、簡単に体重を落としたいと思う人にはオススメだと思いました。(60.0kg→58.9kg女性)
- えごまダイエットは根気がある人にはお勧めできる。なぜなら、料理に工夫をして続けなければならないからである。料理が得意な人には、楽に感じるのかもしれない。それなら、オリーブオイルダイエットの方がいいかもしれない。(59.2kg→58.0kg女性)
- お勧めできます。体に悪いことは何一つなく、まずくもなく、無理なく続けられるからです。確実に体調が良くなるので良いと思います。(59kg→55kg女性)
- 飲むだけ、かけるだけ、なので誰でも簡単に始めることができると思います。購入してもすぐなくなるわけではないので、まずは一本から始めたらいいと思います。(52.0kg→50.0kg女性)
- 便秘気味の人には効果がわかりやすいと思います。それに毎朝大さじ一杯飲むだけなら時間もかからないし簡単で続けやすいのではないでしょうか。(46.2kg→44.8kg女性)
+その他の回答
Q8. えごまダイエットをする際のデメリットは?
- 同じような食事になりがちになるところがデメリットだと思います。お浸しや鍋以外のレパートリーとなると何を作ったら良いかわからなくなることもありました。(60.0kg→58.9kg女性)
- 体には良い油ですが、やはり油です。カロリーの摂取量が増えるので、他の食べ物や飲み物は気をつけました。(58kg→56kg女性)
- えごま油を使う場合えごまだからといって大量に使うと元も子もないのでなににでも適量で取り入れるように気をつける(65.4kg→62.8kg女性)
- 元々加熱に弱いのでそのままで摂取することになります。なのでドレッシングや何かのつけタレソーススープに入れるくらいで酸化しやすいので早く使わないといけない。(45.4kg→44kg女性)
- においが平気な人とダメな人がいること。期間を決めてやらないと、えごま油の摂りすぎで気持ち悪くなったり、下痢になるかもしれない。(59.2kg→58.0kg女性)
+その他の回答
Q9. えごまダイエットにかけたお金はどれくらい?

えごまダイエットまとめ

いかがでしたでしょうか?
えごま油ダイエットは、腸内環境の改善や脂肪をエネルギーとして消費しやすい状態にする、血流を悪くせず体本来の代謝を保って体重を減らす、というダイエット方法です。
この記事では
- えごま油ではすぐには痩せないが、徐々に体調を整えながら痩せるダイエット方法
- えごまの持つ栄養素は認知症予防、がんリスク軽減、肌質改善など健康にとても良い
- えごまに熱はNG、酸化しやすいので冷蔵保存し、早めに使い切るなど取り扱いに注意する
ということについて解説しました。
たくさん食べても痩せたい、短期間に一気に体重を落としたいという方には不向きなダイエット方法ですが、健康的な生活をしつつダイエットしたい、血行が悪い・代謝が悪くて困っているという方にはおすすめのダイエット方法です。
元気で健康的な体を手に入れたい方は、是非えごま油ダイエットに挑戦してみてください。